お久しぶりです。Taipinです。
今回はデンマークで2週間過ごしたオールボー編。
観光と生活を記録にまとめます。
自分の旅の記録と今後の旅人への情報源として利用してもらえればと思います。
旅の経緯
前回の記事
今回の旅記事一覧
- オールボーでの滞在開始
- オールボーの概要
- 市街観光
- Vikingemuseet Lindholm Høje(バイキング博物館)
- 日常生活
- オールボー最終日とデンマーク料理
- オールボーからオーデンセへの移動
- 物価・治安・費用とまとめ
オールボーでの滞在開始

今回予約したのはAirbnbで見つけた住宅の半地下を使った小さな部屋で、キッチン、洗濯機、シャワー、トイレが付いていて2週間で¥63,000ほどだったので決めた。しかも結構広い。これまでは移動中心の旅だったけれど、ここオールボーではワーキングホリデービザがあるので2週間ほど滞在する予定になっている。

毎日移動を繰り返すのも疲れてきていたし、一箇所に腰を据えて現地の生活リズムに少しでも馴染んでみたいという気持ちもあった。基本的にやることは決めず、普通にスーパーで食材を買って自炊したり、朝のんびりコーヒーを淹れたりとかの特に何もしない日常を送ることを目標とした。

オールボーはデンマーク第四の都市とはいえ、オーフスやコペンハーゲンと比べるとかなりこじんまりとしていて、観光地というよりは普通に人が暮らしている街という印象が強い。これからゆっくりこの街を知っていこうと思う。
オールボーの概要

コペンハーゲンから北へ約400キロ、ユトランド半島の北部に位置するオールボー。人口約12万人のデンマーク第4の都市で、リムフィヨルドと呼ばれる細長い入り江に面した港湾都市だ。バイキング時代には既に交易の要所として栄えていたらしく、市街地の北側には大規模なバイキング墓地の遺跡も残っている。意外にも空港もあったりする。

現在でもリムフィヨルド(海峡)を利用した海運業や漁業が盛んで、街の中心部には歴史的な建造物と近代的なウォーターフロント開発が共存する独特の雰囲気がある。コペンハーゲンと比べると地味だけど、デンマークの地方都市のリアルな暮らしを体験するにはちょうどいい場所だと思う。観光地化されすぎていない素朴さと、必要な施設はすべて揃っている利便性のバランスが絶妙だった。
オールボーの交通
オールボーの市内交通は基本的にはバスになるけど、観光で訪れるならほぼ徒歩で十分。中心部のコンパクトさはこの街の魅力のひとつだ。駅から旧市街まで歩くと15分程度でちょっと遠いけど、主要な観光スポットは全て徒歩圏内に収まっている。

市街観光
オールボーの観光地はほとんど中心部に集まっている。特にルネサンス期の商人の館として有名なJens Bang’s Stenhusは、北欧でも最も保存状態の良い歴史的建造物の一つとして知られているという。それにオールボー城も中世の面影を残しているとのことで、せっかくなので時間をかけて回ってみることにした。、特にルートを決めずにぶらぶらと歩きながら、気になったところに立ち寄るスタイルで市街地を散策することにした。
Jens Bang’s Stenhus

街歩きをしながら最初に目についたのは、Jens Bang’s Stenhusという歴史的な建物。1624年建造らしく、オールボーで最も有名な建築物の一つとのこと。裕福な商人だったJens Bangが建てたもので、当時この街の権力層から疎外されていた彼が、市庁舎の真向かいにわざとこの豪華な建物を建てて見返したという逸話があるらしい。実際に見てみると、ルネサンス様式の重厚な石造りで、窓や装飾が細かく施されている。

地上階は無料で入れる薬局?の跡地で展示を見ることができる。デンマークの建築はどれも歴史を感じさせるものばかりで、歩いているだけで楽しい。
オールボー城

オールボー城は市街地の中心部から少し北側、リムフィヨルドに面した場所にある。といっても、いわゆる観光名所として整備された立派な城を想像していくと肩透かしを食らう。現在残っているのは16世紀に建てられた建物の一部で、外観は質素な平屋といった感じ。現在は行政機関として使われていたり地下部分が博物館として公開されているらしいのだが、訪れた日は休館日だったため中には入れず。
外から眺めるだけでも歴史を感じられる佇まいではあるものの、正直なところ「これが城?」という印象は拭えない。デンマークの地方都市の歴史建築物はこういう控えめなものが多いのかもしれない。周辺は静かな住宅街で、観光客の姿もほとんどなかった。滞在時間は5分程度。
市街地散策

オールボー中心部の散策は、とにかく歩きやすかった。コペンハーゲンほど観光地化されていないけれど、街並みは綺麗に整備されていて、北欧らしいカラフルな建物が通りを彩っている。

歩いているとバーやレストランが並ぶ通りに出る。ここが昔の花街でヨムフル・アン通り(Jomfru Ane Gade)と呼ばれるらしい。現在は怪しい雰囲気もなくただの飲み屋街となっている。

街の雰囲気はとてもよく天気が良ければリムフィヨルド沿いを歩いて海を眺めるのもおすすめ。
Vikingemuseet Lindholm Høje(バイキング博物館)

市街から少し離れたところにあるVikingemuseet Lindholm Højeという名前の施設がありバイキング関連の観光地とのこと、オールボー中心部から北へバスで20分ほどの場所にある。正直なところバイキングといえば漫画やゲームの世界か芸人のイメージしかなかったのだが、ここでは実際にバイキング時代の墓地遺跡が残っていて、当時の人々の暮らしや文化を間近に感じられる場所だという。丘の上に広がる遺跡からはオールボーの街やフィヨルドが一望できる。
バイキング墓地遺跡

結局天気が良かったので歩いて向かったのだけど、中心部から1時間以上はあって意外に遠かった。

入り口がよくわからないんだけど、このゲートを勝手に開けて入っていいみたい。野生動物が逃げださないように設置してる模様。

広大な丘陵地に広がるバイキング時代の墓地遺跡が現れる。ここには700基もの墓が残されていて、その多くは石を円形や舟形に並べた「ストーンサークル」の形をしている。
現地の看板にはいろいろ説明が書いてあって、確か円形のものが身分の高い人だったとのこと。
正直自由に歩けてしまうので、不意に墓の上を歩いてしまわないか不安になる。
その他、この墓地は西暦600年から1000年頃まで使われていたらしい。当時は火葬が主流で、遺灰を埋めた上に石を配置していたとのこと。
観光客もほとんどいなくて、静かに過ごすにはちょうど良い。
博物館の展示

博物館が近くにあるのだけど、休館だったみたい。やっぱり3月の北欧はオフシーズンらしい。バイキング時代の出土品や当時の生活を再現した模型が並んでいて、外の墓地遺跡と合わせて見ると理解が深まる構成になっているらしい。
眺望

緩やかな斜面の平野が広がっていて、その向こうにはオールボーの街並みとフィヨルドが一望できる。天気が良かったこともあって、青空と海と緑のコントラストがとにかく美しかった。バイキング時代の人々も、この景色を見ていたと思うと、なんだか不思議な気持ちになる。
観光客もそれほど多くなくて、静かに景色を眺めながらゆっくり散策できた。
日常生活
旅人のブログで生活を紹介するのもどうかと思うのだけど、オールボーでは2週間ほど滞在する予定だったので、観光スポットだけでなく、普通の暮らしも記録しておくことにする。宿はキッチンがあるので基本的には自炊、怠いときは適当に安い外食をした。同じ道を何度も歩いたり、宿のオーナー、ヘンリックと話したり。デンマークの物価の高さに厳しさを感じつつも、地元の人たちがどんなものを買って、どんなふうに暮らしているのかが少しずつ見えてくるのが面白かった。観光名所を巡るのとはまた違った、日常目線でのオールボーを紹介してみたい。
食料品の調達

オールボーでの滞在中、食料品の調達は近くにあるNettoという猫が描かれているスーパーマーケットを利用していた。宿から徒歩5分ほどのところにあって便利だったのだが、デンマークの物価の高さには正直驚かされた。

野菜や果物は日本とそこまで変わらない印象だったが、その他は全体的に日本の1.5~2倍ぐらいのイメージ。冷凍食品とかは美味しくないけど意外に手頃価格。外食すると軽く3000円は飛ぶので、自炊するしかなかった。
最近話題の「Too Good To Go」というアプリを使ってたまに安く期限ギリギリの商品をもらうこともあった。ただし田舎だったので数は少なめ。日本でもサービス開始してるらしいので興味ある人は使ってみるといいと思う。

何回かショッピングモールにも行ってみてた。正直モール内入ると日本と変わらないんだけど時間つぶしと手に入りにくい日本の食品があったりするので暇つぶしにはちょうどいいかな
生活のあれこれ

オーナーが部屋にあるものは自由に使っていいということなのでお言葉に甘えて調理器具とか使って簡単な自炊をしていた。

ベトナム産のジャポニカ米で炊いたリゾット。意外に上手くいった。

うどんだけ日本から持ち込んで、だしと醤油は現地調達。つけ汁が意外に売ってないというのは予想外で自作で作ってうどんを食べていた。

大学生の時に一人暮らししていて定番だったペペロンチーノ。結局一番簡単だし美味しい。スパゲッティは日本とほぼ同じ価格だから貧乏な時にありがたい。

デンマーク定番というスポーツコーラ。オロナミンCっぽい味で飲みやすいけどコーラではない。

選択乾燥だけは一回数百円ぐらい払ってねって言われたので2回ぐらいにした。

意外においしかった現地で買える日清の焼きそば。ハンガリー?で製造してるみたいだけどイケる。
日本へ荷物を郵送
ここまで一か月以上旅をしているので、少なくしているといってもお土産が多少あり邪魔なので、日本へ郵送することにした。

デンマークからはPostNordという郵便サービスで送るのが普通らしい。2026年現在ではこの会社が事業停止したとの記事が出ていたが、2026年3月時点ではまだ受け付けてくれた。よくわからん。

箱はPostNordサービスが併設されているスーパーで購入することができた。宛先と料金の支払いはPostNordのページから入力と支払いができて、郵便局でシールを張るだけだった。一切会話がないので正直英語ができなくても翻訳で何とかなる。

日本向けは2Kgで¥5,000程度した。高いね。
オールボー最終日とデンマーク料理

オールボーでの滞在も最終日になり、何か名物でも食べておくかということでJens Bang’s Stenhusのレストランで、デンマークの伝統的な食文化をしっかり体験してみることにした。
Jens Bang’s Stenhusでの食事
オールボー最終日の夕食は、街の中心部にある歴史的な建物Jens Bang’s Stenhusの1階にあるレストランへ。

店内は天井が高く、石造りの重厚な雰囲気。観光客だけでなく地元の人たちも多く利用していて活気があった。当日も18時半ぐらいに行ったら満席らしく、1時間後に来てねと言われてしまった。価格は安くはないが、歴史ある建物での食事体験としては満足度が高い。デンマーク料理をちゃんと楽しむには良い場所だと思う。
アクアビットとpostej

オールボーではジャガイモの蒸留酒アクアビットが有名とのことで頼んでみることに。いろいろ種類はあるらしいけど、初めてでも飲める奴でって店員さんに注文。
この酒40度ぐらいあるらしく、チェイサーにはビールが現地流とのこと。飲んでみると、意外にも香草のような香りが広がるお酒でなかなか面白い。凍らせてシャーベット状で飲むのもオススメとのこと。

料理はpostej(ポステイ)というパテを注文。豚のレバーを使った伝統的な料理で、ライ麦パンに塗って食べるスタイル。見た目は地味だが、濃厚でクセになる味わいだった。正直レバーは得意じゃないのだが、これは意外といける。アクアビットと合わせると、脂っこさが中和されて食べやすい。
その他食事
滞在中に食べたものを紹介

出店にあったガパオライス。1000円ぐらいで食べられるのでデンマークでは格安。店主がタイ出身らしく日本人に大変喜んでいた。

おまけでカレーももらってしまった。美味かった。

現地チェーンのハンバーガー。120DKKぐらいなので¥2500ぐらいかな。高いね。飲み物がリフィル自由なので満足するまで飲んだ。貧乏がばれる。
オールボーからオーデンセへの移動
オールボーからの出発
オールボーでの2週間もあっという間ですぐに最終日になってしまった。

いい宿でオーナーのヘンリックには大変お世話になった。最後にちょっと挨拶と写真を撮って駅に向かう。

次の目的地はアンデルセンの生誕地として知られるオーデンセ。デンマーク第三の都市で、フュン島の中心都市でもある。

鉄道が工事中のためオールボーから直通というわけにはいかず、途中でバス代行を挟んでの移動になった。朝早めに出発すれば午後にはオーデンセに到着できる計算だ。
オーデンセ到着

オーデンセに到着したのは夕方ごろ。

駅から中心部までは徒歩で15分ほど。石畳の道と色とりどりの建物が並ぶ旧市街はまさに絵本の世界そのもので、観光地として整備されているのがよく分かる。オールボーとはまた違った魅力がある街並みだ。

今日はもう遅いので宿にチェックインして軽く夕食を済ませるだけにして、観光は明日に回すことにした。アンデルセン博物館や旧市街散策など、見どころは多そう。
物価・治安・費用とまとめ
デンマークの物価はやはりかなり高い。食事はマクドで食べたとしても最低でも100DKK(約2000円)は見ておいた方がいいし、スーパーで買い物をしても日本の1.5倍から2倍くらいの感覚だった。オールボー滞在中は自炊を中心にしたおかげで、なんとか食費は抑えられた。宿泊費については今回はairbnbで安く手配できた。最終日に訪れたJens Bang’s Stenhusでのアクアビットとpostejは少し贅沢だったけど、デンマークらしい体験ができて満足している。
治安に関しては特に不安を感じることはなく、夜の一人歩きも問題なかった。市民も親切で英語も通じやすい。
| デンマーク | DKK | 24.47 | |
|---|---|---|---|
| 項目 | 費用(現地通貨) | 費用(円) | 備考 |
| 交通費 | ¥9,810 | ||
| 宿泊費 | ¥63,676 | 3/18~4/1 | |
| 飲食費 | ¥47,633 | ||
| 郵便費 | ¥6,937 | ||
| キャッシング | ¥2,620 | ||
| 合計(円貨) | ¥130,676 | ||
| 合計 | ¥130,676 |
| 総費用 |
|---|
| ¥990,791 |
次回はオーデンセへ移動して、アンデルセンゆかりの地を巡る予定。

