お久しぶりです。Taipinです。
先日、旅記録用に使ってる”駅メモ”のイベントが飯田線で行われていたため
行きは東海道新幹線の豊橋から帰りは長野から北陸新幹線という一周乗車券で
イベント消化をしてきたのですが、この切符を作るのにちょっと悩んだので備忘録として残しておきます。
この記事の目次
えきねっととは
このブログの読者では少ないと思いますが、えきねっととは何ぞや?って人にちょっとだけ紹介
JR東日本が提供するオンラインの切符予約サービスで、一部割引商品などもありますが、基本的にはみどりの窓口と同じように乗車券や特急券が購入できるものです。
利用のメリットとしては個人的には3つ
・窓口に行く必要がない(=並ぶ必要がない)
・JREのポイントが付く
・経路や金額を検討しながら予約できる
最後の点は変な経路で旅行しようとする、マニアだけが享受できるメリットかもしれないけど、2点目までは一般人でも十分に活用できるメリットかと思います。
今や窓口を使う理由は学割等かネット予約ができない経路での予約ぐらいで、基本的には窓口に並ぶということは無くなるはずです。
また、JR西日本やJR九州でも同様のネット予約サービスがあるけど、利用の自由さはえきねっとが一番だと思う。ちなみにJR北海道はえきねっとサービスに相乗りしてます。
今回悩んだ箇所
さて、早速今回問題となった部分を見ていこう
まずは経路をおさらい
乗車券区間
・東京→大宮
経由
・東海道新幹線→飯田線→中央線→篠ノ井線→北陸新幹線
路線図でぱっと見た感じは片道切符で発券できるはずなので、えきねっとで検索してみる
条件はこんな感じ
まず結果はこうなる
私はプロ(自称)なので、これぐらいのエラーは織り込み済み
これは一つの旅程で特急列車が4本以上予約できないというエラーだ。
特急券はえきねっとにでの通常予約の場合、乗車券と一緒に購入しても特に割引などはないので、あとから購入すれば良いだけなので
この設定は検索オプションから選択できます。
ちなみに今回の経路の場合は新幹線を利用しないと、北陸新幹線経由が設定できないので新幹線のチェックは入れっぱなしにします。
結果はこんな感じ
今度はエラーが変わって
「ご指定の経路ではお申込みできません(07)」とのこと
いや、これ何が問題なのかわからないの不親切すぎないか
この問題がネットで調べても、核心を突く情報がなく解決まで時間が掛かってしまった。
対処法
このエラーを調べていると、エラーとして下記情報があるとのこと
えきねっとエラーコード
— ドゥクストゥン (@dkwsutn) June 27, 2021
01 4個列車以上
03 翌日4時以降の乗り継ぎ
07 片道にならない区間?
08 連絡運輸範囲外
17 予約数超過(4個)
99 連絡運輸取扱のない乗り換え?
片道にならない区間とはおそらくどこかに重複区間が含まれてしまっているということだ
今回の経路で怪しいのはズバリ辰野~岡谷~塩尻の区間だ
この図でいうと辰野から出ている灰色の線が飯田線で青色が中央線となる。
中央線の岡谷~塩尻区間は路線が2本あるように見えるが、辰野を通るのが辰野支線と呼ばれる、中央線の旧線とのこと。
運賃計算は少しややこしいのですが、辰野以遠(宮木方面)から塩尻以遠(洗馬、広丘方面)及び逆方面での乗車券の場合、どちらの経路も通過可能な選択乗車が規定されているようで、どちらの経路で作っても通過はできるようです。なお経路外での途中下車はできないとのこと
■第2編 旅客営業 -第4章 乗車券類の効力 -第2節 乗車券の効力(22)を参考
そしてここで書かれているのはどちらも以遠で乗車券を作った場合ということで、この区間内での乗車券は乗車経路通りに作らなくてはいけないとのこと、また中央線の下諏訪方面経由(下諏訪以遠から塩尻以遠)だと選択乗車にはならないみたい、う~ん面倒
まあ、何にしろ私は豊橋から乗るので、岡谷経由の乗車は認められているはずなので問題はないのですが…ここで気づきがあり
もしかしたらえきねっとのプログラムでは選択乗車の例外が入ってなくて、経路が辰野~岡谷~塩尻でそのまま計算していたらこれは経路の重複になっているのでは?
ということで経由に辰野支線の小野駅を入れると
はい、ちゃんと発券できますね
ということで問題としては解決できました。
今回の問題点について
今回の問題として一番は
選択乗車の例外がプログラムされていない
これにつきる
弱小とは言えSEの目線からいうと、これぐらいのテストはするんじゃない?
というのが正直な感想。私もよくテスト観点の見落としあるし、内部の規則などで実装できないなどがあるのかもしれないのでそんなに強く言えないけど…
おそらく内部の作りとしては
条件としてユーザから入力された発着駅と経由地で経路を検索
結果で出てきた経路の乗車券と特急券を計算というロジックで
ここで提案される経路は基本的に最適な経路(時間的に最短経路?)なので
運賃計算としてはおかしなことになるってのが私の予想
その他のエラーはちゃんと原因が書いてあるのに何でこれだけ、原因を書いてくれないのかがちょっと気になる点、エラーをちゃんと出してくれればそんなに悩まなかったのに
えきねっと切符作成のノウハウ
いろいろ書いてきたきたけど、えきねっとで切符作成は便利なのは間違いないので、ここでノウハウをちょっと紹介します。
※あくまでも普通に予約できない場合の対処法での利用推奨
・出発時間をできるだけ早くする(出発前日まで)
エラー03で翌日4時以降にまたがる列車が予約できない(≒当日分の列車のみ)ので、出発時間はできるだけ早い時間を指定する
ただしこの場合、もしも出発時間を過ぎてしまった場合、予約の変更がWebから不可になるので注意ください
また、当日の場合は現在時刻(現在から一番近い時刻)で検索をしましょう。
・(一度に予約する)特急列車の本数を減らす
これは、上の例でも出ていたエラー01対策です。実際に特急列車に乗る区間であっても
乗車券発券時には特急列車のチェックを外して、特急列車の予約数を減らします。
乗車券予約後に別途特急券のを乗車券なしで購入しましょう。
注意点としては乗り継ぎ割引が効く列車(主には新幹線と特急の同時予約)は同じ予約内で準備できるように手配しましょう。乗り継ぎ割引についてはこちらへ
これらを駆使すれば大体の切符は発券できるはずです。
ノウハウは追加があったら随時更新していきますね。
旅の記録
最後に今回の乗り鉄旅?の記録をちょっと書いておきます。
珍しく朝早く起きて、豊橋10時08分発の伊那路1号に乗車
指定席は1両だったんだけど、めちゃくちゃ空いてた。大丈夫かこの列車?
ちょっと走ると、ほとんど集落もない秘境を通過していく。
この辺の駅の利用者って本当にいるんですかね?
2時間半ぐらいで飯田駅に到着して、駅メモのイベントは終了
JR東海とのコラボだから、次回はどこになるのかな?ローカル線つながりで名松線とか?
飯田で30分弱の休憩して、次の普通で岡谷まで向かいます。
途中、駒ケ根、伊那市などでちょっと停車がありながら向かっていくけど、乗車時間3時間は厳しいぞ
今回、悩みの原因になった岡谷駅。JR東日本だとちょっと帰ってきた感じ
岡谷だと途中下車もできなく楽しくないので、あずさで松本に行きます。
松本は人も多くて都会って感じね。山賊焼きでも買っていこうかと思ったのですが、テイクアウトは中止してた。残念
長野までの特急しなのから見えた姨捨駅付近
毎回見ちゃうけどいい景色ね
長野からは臨時のかがやきで帰ってきました。
乗り鉄だとそんな書くことないからこんなおまけ記事になっちゃうのよね
この記事は自身の備忘録ですが、何かアップデートがあったら随時反映予定なので困ったときに参照いただければと思います。
それでは次回もよろしやす